アンケートや口コミから仮説を出そう!
さて!前回は架空商品を例に出して、聞き取り調査をまとめました。
以下になりますね。
会社ペルソナ
株式会社:キレイ
資本金:50,000,000円
従業員:20名
取扱商品:掃除機全般 商品開発は他社で行い、自社で販売を行う商社ベンチャー企業
商品名:超小型掃除機 そうじ上手くん
商品説明:小さい掃除機で小さな場所もスイスイ入る掃除機。手軽に持てるので手軽に掃除が出来ます。
商品の売り:小さいから軽い
商品価格:12,800円
競合商品:ちっさ掃除機くん 掃除機ミニミニ
アンケート結果まとめ
Good!
外的要因
・ネットで買えて便利
・返品ができるのでとりあえず試せたのは良かった
Good!
内的要因
・小さい
・軽いから片手でもてる
・小さいから車の中も掃除できて便利
・子供が良く掃除をしてくれる
・安全装置がついてて安心
Bad
外的要因
・近くで売ってない
・ネットで買ってから届くのに時間がかかる。
・送料が高い
・電話で買えない
Bad
内的要因
・デザインが悪い
・バッテリーが少なくすぐ止まる
・吸引力が弱い
・ゴミ捨てが取りづらくて面倒
はい、まずはこれらのアンケート結果から拾える可能性と解決方法を仮説として書いていきます。
こうなりますね。(あくまで現段階では仮説です。)
Good!
外的要因
・ネットで買えて便利
・返品ができるのでとりあえず試せたのは良かった
内的要因
・小さい
・軽いから片手でもてる
・小さいから車の中も掃除できて便利
・子供が良く掃除をしてくれる
・安全装置がついてて安心
外的要因
・近くで売ってない
・ネットで買ってから届くのに時間がかかる。
・送料が高い
・電話で買えない
内的要因
・デザインが悪い
・バッテリーが少なくすぐ止まる
・吸引力が弱い
・ゴミ捨てが取りづらくて面倒
それぞれの考え方は、こんな視点で考えてみると良いと思います。
Goodの意見に対しては・・・
1)そのGoodをより伸ばすには?
2)メインに使う人を変えてみる
3)メインの使い方を変えてみる
BADの意見に対しては・・・
BAD=すなわちお客様の不満を叶える為に何をすべきか?具体的にやることを記入しましょう。
この段階では各意見に矛盾があっても何ら問題はありません。
こんな感じでしょうかね。さてこうやって見ると、良い点もあるし悪い点もある・・・
うーんなるほど!悪い点を全部改善すれば良いのか!簡単!って思ったあなた!
・・・残念ながらそんな簡単な話では無いのですよね。
例えば、掃除機が軽いのが高評価を得ているが、軽いゆえにバッテリーが小さいのでバッテリーの持ちが悪い・・・軽いゆえに吸引力が落ちる。
こんな具合に、全てを叶える商品は、開発にお金と時間が死ぬほどかかりますし、それが売れるかどうかもそもそも分かりませんね。
さて・・・そんな時・・どうするのか?ここで出てくるのが「商品のポジショニング分析」になります。
基本的に現在売れている商品は売れている人に対してより売れるようにブラッシュアップをするのが普通です。
なぜなら、急に路線変更を掃除機がすると、今までのファンすら離れていく可能性があります。
また新たな購入層が見つかっても、それは既存の客層より多いという保証はどこにもありません。
・・・なので、基本的には商品改善は、既存商品の延長線上をしていくのが常です。
そしてその為に必要なのが、次にお話する「商品のポジショニング分析」となります。
次回:商品のポジショニング分析